G-com に入社することになったきっかけなどを教えていただけますか?

前の仕事が「電激倉庫」っていう、家電販売だったんです。それでたまたま G-com の今の会長(当時社長)が私のお客さんで、その会社を辞めた後に「今仕事してないんたったらうちにおいで」って言われて G-com に入社し、現在に至るんですよ。

電撃倉庫って「家電販売」が主な仕事ですよね? G-com の業務と違う気がしますが…。

その時は僕もとにかく仕事しなきゃ、というかんじでしたし、会長も「何かできる仕事はあるから」と言ってくれて…。

そうすると、加藤さんはどんな仕事をしたいとか、こういう会社じゃないと駄目だとか基準みたいなのはあまり無かった感じなんですね。

そうですね。でも「外の仕事」はしてみたいなとは思っていました。家電販売はずっと室内の仕事なので。外仕事でハツラツと体を動かすのも健康的でいいなって…。G-com という会社に対して悪いイメージも無かったですし。

動機は本当にシンプルですね。実際 G-com に入ってみていかがでしたか?今までは店内で接客をして家電を販売する仕事でしたが、いきなり外で体を使うような仕事に変わったわけですよね?ギャップというか思ってたのと違うとかありませんでしたか?

それが意外と自分ができる仕事もありましたし、社内の人間関係も良好で、とても良くしてもらって、未だにずっと辞めずに在籍している感じなんです。

良くしてもらったというのは具体的にはどんなことでしょうか。

分からないことを1から少しずつ教えてもらいました。それこそ一番世話になったのは今の社長です。

社長直伝で手取り足取り教えてもらったわけですね。本当に経験なしのまっさらな「ド素人」で入社したわけですよね?

本当にそうです。電柱にも登れませんでした。今持ってる資格も全部 G-com に入ってから取得させていただいたんです。

なるほど。そうやって教えてもらって「育ててもらった」という感じなんですね。では不満も無い?

当時は全くありませんでした。今は多少あります(笑)人間だもの。

(笑)今現在、システム建設課の課長とのことで、具体的にどんなお仕事をしていますか?

今JRの仕事をさせて頂いているんですが、電柱の穴掘りをメインで多く現場に入っています。電柱に登って、光ケーブルや電力会社の太いケーブルを張ったりもします。

加藤さんは、高いところは苦手ではなかったんですね。

いや本当は高所恐怖症なんですけど、人間慣れるもので、電柱ぐらいであれば大丈夫になりました。ジェットコースターとかはダメです。未だに乗れません。(笑)

仕事の難しさを感じる場面、仕事がツライなって感じるのはどんな時ですか?

ツライのは、夏場の暑さとか冬の寒さぐらいです。でも子供じゃないので、暑くてツライとか、寒いから辞めるとか言ってられないので(笑)。家族もいますし。

自分の意見を言える空気があることも
この会社のいいところ

仕事のやりがい、楽しさみたいなのは、ありますか?

基本的に外で身体を動かすような仕事がやりたかったということもありますし、どんな仕事でも、現場が終わった時点で、達成感があり、やりがいがあります。

この職場に入って良かったと、つくづく思う瞬間はありますか?

今の社長になってから特に、「無理な仕事は押し付けられない」ところでしょうか。社員の意見をちゃんと聞いてくれますし。もちろん、それを通す通さないは社長の判断ですが。僕は一応一通り意見は言う方なんです。意見を言いやすい空気があることもこの会社のいいところじゃないかなと思います。「何かあれば言ってくれ」って社長も言いますし。

因みにどんな意見を言うんですか?

仕事のやり方で社長が「こうやったらいいんじゃないか?」って言ったときに、「いや、こういうパターンもありますけど?」とか、そんな感じですね。社長は自分がやりやすい方法をやればいいって言ってくれることありますし、もちろんわからないときは社長に意見を聞いて進めていきます。

現場系ってトップダウン的なイメージがありましたがそうではなさそうですね。

確かにそうですね。ギクシャクはしていません。

先程、無理な仕事は押し付けられないと言ってましたけど…どういうことですか?

多分できないだろうなって仕事は社長は受注してこない。会社のスキルということですね。もちろん個人的にも嫌な仕事を押し付けられるとかはないです(笑)。

あえてお伺いします。この職場もっと良くするための課題とかアイディアがあったら教えていただけますか?

社員全員がもっと言いたいことを言えるようになれば、さらに良くなると思います。単なるわがままではなくて、建設的な意見を。入ったばかりの若い人も、年配の社員も遠慮しないで。

なるほど。そういう方の意見も抽出できるような機会があればいいということですね。きちんと時間を設けないと難しそうです。みんなそれぞれ現場へ直行直帰だったりすることもあるでしょうし。

そうですね。例えば年に何回か集まって話す機会を設ければまた違うのかなと思いますね。

一度教えてもらったことは習得して「次に繋げる」
それが職人としてのこだわりです

社員の年齢はどんな感じですか?

下は20代、上は60代が2、3人です。

本当にいろんな経験豊富なベテランの人から教えてもらえるような環境なんですね。

そうです。その辺はとてもいいんですよね。

今まで答えていただいたことと重複するかもしれませんが、この会社ならではだなと感じる特徴的なことを教えてください。

社内の人間関係がギクシャクしていないことです。本当に言いたいことを言える。大きい会社だと、何かアイデアを思いついてもいきなり社長というわけにいかない。必ず課長がいて、次に部長がいて、いちいち話を通さなければならないので。G-com は社員も社長と話して意見を言い合える。そういうところが個人会社ならではの良さなのかなあとは思ってはいました。

前にいた電激倉庫は組織的に規模が大きかったんですか?

そうですね、やはり何でも上司の店長や部長に通してからになりますので話が遠い、というか…。社長とは話したことも無かったです。

なるほど全然違いますね。職場はいつもどんな雰囲気ですか?

雰囲気はいいと思います。ほとんどの人が性格的に明るいですし。社長の雰囲気もあるし、たまたま明るい人が集まっているんじゃないですか?

加藤さんにとって許せない言動や、人として受け入れられないことはありますか?

真剣に人の話を聞かないで、学習しない人です。同じ質問を何度もする人。

加藤さんのは 1 回教えてもらったことは、ちゃんと習得するんですね?

何回かやってみて、次に繋げるように心がけています。すごく当たり前のことかもしれませんが、それが職人としてのこだわっていることです。

後輩から頼られ、
尊敬される存在になりたい

仕事もプライベートもメリハリつけてバランスよく充実していますか?

それが叶う職場ですね。家族の行事がある時は前もって言えば休みを取りやすい雰囲気です。

加藤さんから見て後藤社長は、どんな人物ですか。

一言で言ったらすごい。いろんな仕事を持ってきますしね。社長から「辞めろ」って言われない限りは社長についていこうと思っています。

人生 100 年と言われてます。何歳まで働くか分りませんが、なりたい自分、理想の姿、人生などあれば教えてください。

それはやっぱり後輩から頼られ、尊敬される存在になることですかね。「加藤さんがいるから大丈夫」みたいな。そんなふうに言われるようになりたいですね。あと 3 年ぐらいで。

夢はありますか?

もうとても幸せなのでこの状態が継続できるように頑張ることですかね。

かっこいいですね。本日はありがとうございました!

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後藤さんはなぜこの業界に入ったのでしょうか。初めからこの仕事だったんですか?

いえ。実の所元々スポーツが好きだったので、その流れでスポーツ用品の量販店で働いていたんです。ところが父の会社が忙しくなりまして、ハローワークで求人をしてもなかなか人が集まらず、人手が足りなくて大変な状態だったので、仕方なく家業を手伝うことになったんです。

最初の時はいやいや入った感じなんですね。

そうですね。最初はいやいや、入りました。

気の進まない仕事で働き始めていかがでしたか?

思っていた以上に覚えることが多く、勉強しなければならないことがあって、資格も必要ですし、先輩方に教えられながらやっていましたね。最初の2年ぐらいは何回もやめようと思いました。でも結婚も控えていて正社員としてきちんと稼がなければならない時期でもあり、今までのようなパート、アルバイトという立場ではまずいなっていう気持ちもありましたので。

いつから仕事に対して気持ちが前向きに変わりましたか?もう 10 年以上勤めていますが。

3 年ぐらい経ったあたりですかね。やっぱり仕事を 1 つ 1 つ覚えて、できる仕事が増えてくると、上司からの注意や指示が無くても自分のやり方でできるようになってきたので、面白くなってきたっていうのはあります。社長からも 2、3 年は頑張らないと分からないとは言われてはいたんですよね。なので 3 年、5 年やってみてもダメだったら、まあ、その時はその時で考えようかな、とも思ってました。

なるほど。今はこの会社でずっと頑張ろうという感じなんですか。

そうですね。今は今後この会社を未来に向けてどういうふうにしていくかっていう、考え方に切り替わっています。

現在、この仕事の難しさや、単純に大変だなって感じることはありますか?

あります。最近は「班長」という立場で現場に行くことが多いのですが、何かトラブルが起きた時に、時間が無い中で非常に難しい判断を迫られる時があるんです。そういう時は今までの経験や、先輩方の判断など、見てきたことを踏まえて自分なりに判断するわけですが、「これでよかったのだろうか」と自問自答したりして、いつまで経っても難しい課題だなって感じますよね。

辛いなと思う時はどんな時ですか。

苦手な作業をどうしてもやらなければならない時ですかね。プレッシャーがかかっちゃうっていうか…。でも、現場は 1 人でやっているわけではないので、得意な人に手伝ってもらったりして、チームで作業にあたることで解決しています。各々得意不得意はあるのでチームで補い合う体制になっています。

この職場に入ってから取得した様々な資格は
自分の財産になっています。

やりがいや、楽しさがあるからこそ今まで仕事を続けてこれたのだと思います。具体的にやりがいとか、楽しさを感じる瞬間はどんな瞬間ですか。

やっぱり1つの現場を事故なく終わらせた時ですね。達成感があります。

この職場に入ってよかったと思う瞬間を教えてください。

この職場に入って様々な資格を取得することができたので、それらは自分の財産になっているなと思ってます。いざという時にどこでも働ける。職場としては割と融通が効くことも良い点です。子供がまだ小さかったりとかするので。子供が急に熱出して、病院に連れていかなくちゃならないっていう時とか。

それは社長がそういう雰囲気を作ってくれている感じでしょうか。

それはあると思いますよ。働きやすいと思います。私が「弟」だからというわけではなくて、他の社員もそんな感じです。

社員はみんな男性ですか?

今は男性だけです。社長の奥さんが経理を担当しているぐらいです。

融通がきく職場であれば女性も働きやすそうな雰囲気しますね。

いいと思いますよ。しかもみんな女性には優しいと思います(笑)

そんな感じはします。後藤さんのお話からも、とても明るい職場なんだろうな、と感じますが、もっとこの職場をもっとよくするためのアイデアや、課題があれば教えてください。

やっぱり先ほど言ったように、全員で建設的な話をする機会があればいいですね。あとはプラスアルファで何かもっと変化、進化するような材料があればなって思っていて…。

改めてこの会社、G-com ならではだなと感じる特徴的なことはなんでしょうか。

社外的には「急な仕事でも、対応できる機動力」が魅力かなという風には思います。社内的には「風通しがいい」ことですかね。ユーモアがあって笑いも絶えない。もちろん職場なのでメリハリもあり、雰囲気はいいと思います。

「あのヒデさんがいるから大丈夫だね」
って言われる職人になることが目標

会社はどんな立地ですか?

田んぼに囲まれたのどかな場所にあります。自然に恵まれた環境が好きな人にはいいと思います。

後藤さんの夢、 理想の姿とか、理想の人生を教えてください。

仕事に関して言えば、「あの人なら任せられる」っていうような職人になりたいですね。「あのヒデさんがいるから大丈夫だね」みたいな。やっぱり元請け会社にとって、「誰が現場に入っているか」ってとても重要なことなので。

元請けさんは仕事ぶりを見ているわけですね。

そうですね。いかに安全に、早く、確実にというのは、求められていますので。早く社長(兄)のようになりたいと思っています。

社長はもともとラーメン屋さんをやりたかったそうで、今でもそのラーメン屋の夢は捨てていないとのことですが、秀明さんも何か夢とかあるんですか?

そのラーメン屋さんの話に関しては、私も同じ夢を抱いておりまして…。ラーメン店を何軒か経営している叔父の影響もありつつ、いつか G-com でも飲食部っていうのを作りたいね、なんて冗談&半分本気みたいな感じで話してましたね。

楽しそうですね!今日はありがとうございました!

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